まつのケンブリッジ備忘録

ロサンゼルス⇨ケンブリッジ(UK)に引っ越しました

7w(流産・枯死卵)

※流産や少し生々しい表現もあります。

7w1d

  • 朝食後気持ち悪くなる
  • 朝、歯磨き中に吐き気
  • ドロッとした血の塊のようなものが出る
  • 頭痛
  • 腹痛はとくになし

 

妊娠が分かって初めてあんな血の塊を見た(2㎝×2㎝くらい)。仕事中にいつになく重たいものを持ったからかな。身体の中の人からの休めよーっていうサインなのかもしれない。横になってたら血は止まったみたい。そして妊娠中は全然なかった頭痛。今思えば流産の前兆だったのかなーと思ったり。

そしてやはり出血は心配、ということで予約してた産婦人科に明日直接行こうかなという話になる。

この日の夜はとってもお腹が痛かった。

血はうっすら出るくらい。

けどまだ眠れるような痛さだった。

 

7w2d

  • 朝からトイレで出血、生理3・4日目くらいの量だった
  • お腹もなんだか痛い(生理2・3日目の生理痛みたいな)

出血が多く感じたので、病院行こうかなーからやっぱり行こう、になった。

 

11:00 産婦人科到着

夫付き添いのもと、バスで病院まで向かった。

病院の入り口はUCLAのParking32のすぐ側で少し奥まったわかりにくい場所にあった。

受付で妊娠7週ということと、出血があることを伝える。

するとここでは診れないからUCLAのエマージェンシー(ER)に行って!と言われる。

病院の場所や名前の載った紙を渡してくれた。ロナルドレーガンのERだった。(マイケルジャクソンが死んだ病院らしい)

Medi-calでERはカバーされるか聞いたら大丈夫と言われたので向かう。

 

腹痛もひどくなってきて歩くのがしんどかったので、少し歩いたところに停まってたUCLAの巡回バス(無料)に乗ってロナルドレーガンまで向かうことにした。

病院に着き入り口のインフォメーションでERの場所を聞いて向かう。けっこう奥の方で、ERまで続く通路に警備のおっちゃんが座ってて、どこ行くの?と聞かれたのでER行くと言ったらOKあっちだよって通してくれた。

 

ERに着いてから妊娠7週目で出血していることを告げて、IDと保険カード(BIC)を提示した。

腕にバーコードと名前が書かれた紙のリストバンドを巻かれた。

すぐ隣の椅子に座らされて、血圧を測りながらいろいろ質問された。

 

・なんで来たのか

・最終月経日

・病歴、来歴、アレルギーの有無

・身長、体重

 

そして尿検査するから取ってきてねってボトルを渡された。

採取後ボトルを渡したら、座って待っててねと言われたので待つ。

待っても待って呼ばれない。

受付したのはちょうどお昼の12時頃。

呼ばれたときは1時30頃だったと思う。

待合室はクーラーがガンガンでほんとに寒かった。

お腹の痛みも激しいときとそうでないときと波があって辛く、時間がとても長く感じた。

他に待ってる人も何人もいて、みんなも全然呼ばれないから大丈夫かしらと不安になっている様子だった。

 

名前を呼ばれてから個室に通されて患者着に着替える。後前逆に着て看護師のお兄さんに笑われた。

ドクターがやってきてまたいろいろ質問される。

『その質問さっきも聞かれて言ったよ』と心の中で思いつつ答えた。

 

それから血液検査のため血を抜き、ウルトラサウンドと内診をする。

文字に起こすと一瞬だがこのイベント一つ一つの間の待っている時間が非常に長かった。ベッドの上でずーっと待ったり、部屋を移動して別の検査室に行ったりした。

とにかくERは待つものなのだと実感した。本などの暇つぶしアイテムは必須だ。

そしてとっても寒い。寒いのにペラペラな患者着なもんだから余計に寒い。ブランケットは多めにもらおう。

このブランケットは温められた状態で渡されるので(乾燥機から出たてのような温かさ)とっても気持ちよくてあったかい。小さくUCLAのタグがついており、病院のギフトショップにこのブランケットが売られてたら買うのになぁ、と隣で言ってる人がいた。

なんやかんやで全部終わったら夕方の5時頃だった。

 

検査の結果は、bhcgの値は高い(2300)ものの、胎嚢の中に胎芽も卵黄嚢なかった。

妊娠7週だと思ってたけど、胎嚢の大きさは16mmで5週くらいの大きさだった。

2日後にかかりつけの病院(いわゆるホームドクター)で診てもらうか、かかりつけの病院がないなら再度このERに来てね、と言われた。

病院にいる間もずっとダラダラとした出血が続いていて、患者着が血に染まって着替えたりした。

ホームドクターはつけてないからERに来訪せねばな。

 

7w3d

  • 朝から腹痛がひどい
  • お腹もすかない
  • 出血はダラダラ続いたり突然ドバっと出てまた止まったり

 

この日は一日中横になって腹痛に耐えていた。

生理3日目のような出血だった。

日本のようにすぐに病院に行けたらいいのにと思っていた。

 

7w4d

かかりつけの病院はないので前回言われた通り再度ERを受診した。

ドクターは通訳もつけてくれて、ipad越しに通訳の方とも話しながらドクターの話を聞いた。

 

・やはり胎芽は見えず、出血もあることから流産が進行している

・このまま自然に排出されるだろう

・1か月~2カ月で生理がやってくるだろう、来なければホームドクターを受診

 

ドクターと話した後、痛み止めの薬が欲しいかと聞かれてYESと答える。

飲んだものの痛みはなかなか引かず、ひどい生理痛みたいだった。

しばらくベッドに居させてはくれたけど『もう何もできないから帰ってね』という雰囲気になり、少し痛みがひいたところで病院を出た。

お昼近くだったこともありバーガーでも食べて帰ろうかとなり、毎度お馴染みのin-n-outへ。

注文後、できるのを待っている間に再度腹痛が。

とにかくトイレへーーって思って向かってるときに何かが出たような感覚だった。

トイレで見るとちゃんと排出されていた。

トイレットペーパーでぐるぐるに巻いて包んで持って帰った。

家に帰ってから『来てくれてありがとう、また来てね』と言って手を合わせながらトイレに流した。

腹痛はもうなかった。

 

流産の前兆だったのでは、と思うこと

・4wでバスに乗ったときにあった乗り物酔いが5wにバスに乗ったときにはなかった

・意外と動けるもんなんだなぁと思いながら仕事をしていた(身体を動かす仕事)

・身体が少しポカポカするぐらいで本当に妊娠してるのかなと思っていた

・出血中に頭痛もあった

 

後日談

流産後自分でいろいろ調べたりして、今回のような胎嚢はあるけど胎芽や胎嚢黄といった赤ちゃんの粒自体がない状態のことを枯死卵というらしいことがわかった。

自然排出後は疲れやすさが残っていたり体力不足を感じたりして、3ヶ月ほど本調子に戻れなかった。

妊娠していた期間は短かったけど、こんなに体に影響与えるものなんだなぁと感じた。

自然排出後は1週間後に友達と飲みに行ったり、その翌週には元から計画していたメキシコ旅行(1週間)に行ったりけっこうアクティブに過ごしていた。生理が来たのは自然排出後から約3週間後だった。